黒柴彼氏と白猫彼女

方言丸出しカップルの日常

パートナー間の学歴差問題

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「学歴なんて関係ない」-果たして、この言葉は本当なのだろうか。

 

そんなの所詮綺麗事に過ぎない、と心のどこかで思っている自分がいた。

 

確かに、学歴問わず社会的に成功している人、お金持ちになった人、友人として一緒にいて楽しい人はたくさんいる。

 

それでも、今までロクに勉強せず大人になった人と一緒に仕事したりすると、しんどいなと思う場面はたくさんあって。

 

簡単な算数すら出来ない。

お金の勘定が適当。

簡単な漢字が書けない。

報・連・相で何が言いたいのか分からない。

ごく一般的な人名も読めない。

 

こちらがどれだけ丁寧に説明しても、二言目には「自分バカだから。」と、理解する気も覚える気もない。

 

じゃあそんな知識が必要ないところへ行けば良いと思っても、それは嫌そうだし、そもそもどこへ行けば良いかどうやって調べれば良いのかも分かってない。

 

「学歴なんて関係ない」と言う人は、20%と2割が同じ意味だとかマニュアルに小学校低学年ばりにルビを振るだとかネットショッピング並みの手順の説明に数時間取られて、なおかつ数日後には綺麗さっぱり忘れられるという経験をしてみればいい。

 

教育係や家庭教師で雇われているならともかく、これじゃ本業もままならない。

 

少なくとも私は、

「割引の計算ってどうやってやるんですか?(20回目)」

「漢字が多くて読む気が起きません」

「大卒じゃないんでパソコン分からないです」

などと言われる世界にはほとほと疲れてしまった。

 

別に学歴至上主義ではないけど、生活においてある程度の学力は必要だよなと思っていた。

 

さて、そんなこじらせ高学歴?独女の彼氏となった黒柴さん。

 

実は学歴はそんなに高くない。

 

同じ地域出身で、年も近く、収入も同じくらいだったから高校も同じか近いレベルのとこかなと思ってたら全然違っててびっくりした。

 

よっぽどやんちゃな子か、成績が下から数えたほうが早い人が行くようなとこ。

 

大学も地元じゃなきゃ誰も知らないよね、というレベル。

 

逆に、黒柴さんにとっての私の出身校は「真面目でおもんないガリ勉が行くところ」というイメージ。

 

初対面で「うわぁ、あそこの高校か…」とか、「よくその学歴で今の地位と収入がありますよね?」とか、お互いにめちゃくちゃ失礼な話をしたにも関わらず、なぜか喧嘩にもならず交際に発展した私達。

 

そんなんでよく上手くいってるよね?と我ながら不思議になるけど、たぶん背景に「自分への自信と相手へのリスペクト」がお互いにあるからだと思う。

 

黒柴さんは社会人になってから、私は小さい頃からだけど、自分のやりたいことに向かって一生懸命勉強してきたという自負があって。

 

相手の専門性だとか、努力している姿勢とかはお互いにすごいなと思っていて。

 

たまに常識的な部分がすっぽ抜けててびっくりすることはあるけど、たぶんそれはお互い様で。

 

学歴に関係なく、「自分はどうありたいか」「そのためにはどんな努力が必要か」を常に考えて行動する姿にはすごく刺激を受けるし、自分も相手にとってそんな存在でいたいと思う。