黒柴彼氏と白猫彼女

方言丸出しカップルの日常

意識高い系疑惑

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「ブログの印象から、もっとギラギラした感じの方かと思っていました。」

 

先日のオフ会で、黒柴さんにかけられた言葉。

 

そっか、私の惚気フィルターを通すとそんな風に見えるのか。

 

確かに仕事や勉強への姿勢は尊敬するものがあるけどさ。

 

ギラギラしているいわゆる意識高い系であれば、30過ぎの地味ださリケジョと結婚を前提とした遠距離恋愛をするだろうか?

 

もっと結果にコミットしたコンセンサスでイノベーションを起こすなんじゃないかな?(適当)

 

黒柴さんはどっちかと言うと、釣りバカ日誌のハマちゃん的な雰囲気の人である。

 

基本的に無邪気。

 

畳の部屋に入ると、速攻でゴロゴロ転がり。

 

駄菓子屋さんを見つけると真剣な表情で数百円分の買い物をし。

 

スーパーの見切り品で自炊できると幸せ。

 

ネット婚活していた頃のプロフィール写真は満面の笑みで串カツ頬張っているところ。

 

そんなところが好印象で、地域限定のポテトチップスをエサにデートの約束を取り付け、激安居酒屋のハッピーアワーで一緒に芋焼酎呑んで仲良くなったような人。

 

意識が高いとか低いと言うより、たぶんストイックさとユルさのバランス感覚派が似てるのかな?と思う。

 

仕事でも趣味でも、好きなことをやるための努力は厭わないとことか。

 

お出かけデートも好きだけど、近所をお散歩+お家でのんびりデートも好きなところとか。

 

とは言え、「よく働きよく学びよく遊びよく呑みよく食べ」な全力にゃんすに付き合うのはなかなか出来ることじゃない。

 

にゃんすの全力っぷりに楽しんでくれている黒柴さんに感謝しつつ、お互いに頑張ったり一休みできるよう大事にしていきたい。

兄嫁と帰省

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年末年始、数日だけ実家に帰省した。

 

新婚ホヤホヤの兄夫婦と一緒に。

 

兄嫁にとっては義実家で過ごす初めてのお正月。

私までドキドキである。

 

と言うのは、我が家はいわゆる田舎の本家ってやつで、古くからの慣習が色々とめんどくさいところがあって。

 

兄はそこの長男。家督を継ぐべき次期当主。

リアルに「うちの当主が〜」なんて日常会話で出てくる家庭なんて、そうないんじゃない?

 

私が婚活中の頃、真っ先に却下していたプロフィールの持ち主。

 

兄自体は私なんかよりもよっぽど出来た人物なんだけど、こんなめんどくさい家族付き合いもセットで結婚するのは大変だろうなと思っていた。

 

だからこそ、兄と結婚してくれた義姉には感謝しかないし、帰省中も極力不快な想いをしないように気を配らねばと決心していた。

 

さて、そんな帰省の中で兄嫁を見ていて大変だなと思ったことが3点ある。

 

1つは家事を手伝うタイミング。

 

当然ながら男共はゴロゴロして、台所に入るのは母か私だけ。

普段はお茶やご飯を出してくれる兄も、同調圧力に押され気味。

 

私の方はもう割り切っているし、家事は嫌いじゃないし、母の負担を減らしたいので別にいいんだけど、兄嫁の方はオロオロ。

 

どうぞ座っててくださいと勧めても、姑と小姑が動いてると気が気じゃないようす。

 

母には「兄嫁が気を遣うからジッとしてなさい」と怒られるが、その通りにすると今度は父から怒られる。

 

父的には実の娘には何を言っても良いだろうというノリだけど、それを聞いて兄嫁が更に萎縮しているのがもういたたまれない。

 

2つ目は親戚付き合い。

 

うちは本家なので、盆正月には各地から親戚が訪ねてくる。

 

正直誰がどんな血縁に当たるのか、私もよく分かっていない。

 

それに一人一人挨拶して、自己紹介して、お土産渡して、相手の名前や顔を覚えて。

 

貴重な連休を、こんな仕事よりもめんどくさいことに使わせてしまって甚だ申し訳ない。

 

3つ目は食文化の違い。

 

我が家は知り合いに漁業関係者がいるためか、やたらと海鮮の出現率が高い。

 

お刺身やお鍋といった食べやすくてキラキラして映えるものだったらまだ良いんだけど、なまこ酢!殻付き牡蠣!アラ炊き!みたいな普通そんなに食べないよね?と言ったものが食卓のメインとして出てくる。

 

慣れてないと調理法も食べ方も分かんないし、いくら海鮮好きでも量がえげつないので初見殺しも良いとこである。

そして酒量もハンパなく、辛口のお酒がバンバン出ていく。

 

お肉大好き、普段は呑んでもカシオレ1杯だけ、みたいな可愛らしいお嬢さんには見せちゃいけない光景な気がする。

 

さて、そんなこんなで気を遣わないように気を遣う帰省から戻った後は、おひとりさまサイコー!やっぱ一人暮らしだぜぇ!となっていたけど、黒柴さんのことを考えるとそうも行かない。

 

空気読むし、人当たりも良いし、食の好みも似ている黒柴さんならそう心配はいらないのかもしれないけど。

 

来るべき日に備えて、伝えるべきことは伝え、少しでも負担が減るように対策していきたい。

 

まぁどっちかって言うと、私が黒柴家に行く方が大変な予感がするけどね!

 

ちなみに黒柴一族の集まりでは豚の頭をそのまま煮たやつ?が出るらしいよ!どう対策したらいいか分かんないね!

オフ会に彼氏を連れて行ってみた

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年末恒例のゲストハウスオフ会。

 

2019年の元旦に私が婚活を始めて、さくっと黒柴さんを捕まえちゃったものだから、どうなることかと気を揉まれていたみたいだけど。

(▼詳しくはこちらの記事をどうぞ)

https://nyansu-nyan.hatenablog.com/entry/2019/12/27/%25E3%2583%258D%25E3%2583%2583%25E3%2583%2588%25E5%25A9%259A%25E6%25B4%25BB%25E3%2582%2592%25E5%25A7%258B%25E3%2582%2581%25E3%2581%25A63%25E3%2583%25B6%25E6%259C%2588%25E3%2581%25A7%25E7%2590%2586%25E6%2583%25B3%25E4%25BB%25A5%25E4%25B8%258A%25E3%2581%25AE%25E5%25BD%25BC%25E6%25B0%258F%25E3%2581%258C%25E3%2581%25A7

そもそも彼氏がいようがいまいが私は私の考えで行きたいとこには行くし会いたい人には会うっていうスタンス。

 

だから長年おひとりさまだったんだろというご指摘はさておき。

 

黒柴さんには付き合う前からブログのこともゲストハウス旅のことも伝えていたので、今さらこじれるような事もなく、むしろ興味津々のご様子。

 

ブログ仲間の承諾も得たので、年末オフ会に誘ってみたら2つ返事でついてきた。

 

知らん土地で知らん人と過ごす3泊4日の旅。

ぶっちゃけ私でもキツいなと思う日程。

しかも相手はブロガーという、決してマジョリティではない人種である。

 

私は内心ハラハラドキドキで、高くても個室を押さえたり、色々と気を揉んでいたんだけど。

 

黒柴さんはルンルンでご当地グルメを調べ、お土産を用意し、リュックを新調して私よりも先に現地集合していた。

 

そして緊張のオフ会。

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ちゃんと会話にも入っていけてるし、ドミトリーでの隣人のイビキにもめげず、同行者のマイペースさにもイライラせず、よく食べよく呑みよく動く彼女にも付き合う黒柴さん。

 

それでいて「皆いい人達だねー。」「自分がまだ知らない世界がこんなにあるんだ。」などと目をキラキラさせて言うの、心の汚れた私には眩しすぎる。

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かつてブログやゲストハウス旅が趣味なせいで恋人ができないと思い込んでいた私が、彼氏同伴でブログ仲間と旅行することになろうとは。

 

旅先で買ったおそろいの手ぬぐいをゲストハウスで並べて干す、そんなパートナーの在り方も素敵だなと思った。

ホワイトシチューへの憧れ

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一人暮らしを始めてから十数年。

シチューを作ったのなんてはじめの数回だけだった。

 

単純に、脂質と糖質の固まりかつ日持ちしないという健康上と利便性の問題もあるのだけど。

 

CMの影響か、なんとなく「幸せな家庭の象徴」っていうイメージがあって。

 

独身女が寒い部屋でもそもそ食べるものとしては似つかわしくないような気がして無意識のうちに避けるようになっていた。

 

そうすると、ホワイトシチューって意外と外では食べる機会ってなかなかないんだよね。

 

別に味自体は嫌いじゃないんだけど、自炊して、数日かかってまで食べたいわけじゃない。

 

でもなんとなく憧れはある。

 

というわけで、なんでもないデート日に「シチュー作ろう!」と提案してみた。

 

お酒のおつまみにはなりにくいメニューにも関わらず、黒柴さんは快諾。

 

おうちの最寄り駅で待ち合わせして。

 

一緒にスーパーで買い出しして。

 

中に何入れる?お肉はどれ使ってる?つけあわせは?なんて話しながらカゴに入れていって。

 

途中でバターナッツとかいう不思議なものを見つけたりして。

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初めましてで、食べ方とか全然知らなかったけど、370円→89円で叩き売りしてたからついうっかり購入したりして。

 

おうちに着いたら早速調理開始。

 

私が泣きながら玉ねぎ切っている間に、黒柴さんはじゃがいもとにんじんの皮を剥いて。

 

私が具材を炒めている間に、黒柴さんはバターナッツと格闘して。

 

私が鍋で煮込んでいる間に、黒柴さんはトースターで焼きあげていた。

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バターナッツはなかなかのインパクト。

味は見た目ほどのパンチはない。

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至って普通のホワイトシチュー。

味も見た目通りに普通。

 

でも何でもない、こういうのが好きだったり。

 

たまには豪華な外食をしてお洒落な恋人ごっこをするのも良いのかもしれないけど。

 

それよりも、一緒にお鍋やシチューを作って食べて、ささやかな幸せを噛み締めていけるような関係でいたい。

 

ケンカの仕方が分からない

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黒柴さんと付き合い出して8ヶ月以上になるけど、ケンカというか、言い合いみたいなのをほとんどしたことがない。

 

2人の性格が元々のほほんとしているのもあるだろうけど。

 

私に関しては何か言われたらすぐ凹むし、相手に対して一瞬イラッとすることがあっても、今度はネガティブな感情を持ってしまったことそのものに対して凹んでしまうのもあって。

 

そもそもカップルがケンカする意味って何?

 

仕事であれば、会社のため、顧客のために叱ったり議論するという大義名分があるけど。

 

個人対個人の議論なんて、突き詰めれば結局価値観の違いとか、受け取り方の違いであって。

 

「私はこう思う」「そういうつもりじゃなくて、こういう意味で言ったんだよ」と主張や説明をすることはあっても。

 

それで怒ったり相手を責めたりすることではないような?

 

一緒に住んでいればまだ「2人の生活をより良くするため」とか目的が作れるだろうけど。

 

価値観のズレによる違和感なんて、自分の問題であって、相手にぶつけてもなぁと思ってしまうところがあって。

 

よくケンカしているカップルを見ていると、それで何か改善するん?とか何でそこまでして付き合っとるんやろ?とか内心疑問だったんだけど。

 

でも愚痴みたいな惚気を聞いているうちに、これも1つの在り方なんかなぁとも思えてきて。

 

大切な相手であっても、一時的にネガティブな感情を持つことはあっても良くて。

そのことで自分を責めるよりも、その後でどう自分と向き合い、どう相手と歩み寄るかを考えて行動するほうが大事で。

 

元々人と深くコミュニケーションを取ることがあまり得意じゃない私にはハードルが高いことも多いけど、自分の気持ちとの折り合いの付け方や、それを相手に上手く伝える方法を1つ1つ学んでいこうと思う。

風邪っぴきと意地っぱり

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2週間ぶりのデート。

 

待ち合わせ場所に、コートをぴっちり着て、マフラーぐるぐる、手袋装備で現れた黒柴さん。

 

ちなみに私の格好はTシャツパーカー。

 

「今日は寒いねー。」

 

気温15度くらいありますが。

 

本人の希望により近くの居酒屋に行くも、熱々のお鍋食べてもコート脱がないし、そもそもあんまり食べてないし、最初に頼んだチューハイも3cmくらいしか減っていない。

 

会話もなんか虚ろだし、些細なことで不機嫌になるし、無駄に人の揚げ足を取って絡んでくる。

 

普段が明朗快活で気遣いが出来る人なだけに、この差は珍しい。

 

「もしかして、体調悪い?」

「うーん、ちょっと風邪ひいたかも?でも大丈夫!」

 

何気なく触った手は熱くて、見るからにして大丈夫じゃないのは明らか。

 

この人、体調崩すとこんな感じになるんだ。

 

さて、早く回復するにはどうしたらいいんだろうかと考える一方で、ここでもかとちょっと嫌な感じになる自分もいて。

 

なんでかと言うと、数時間前にいた職場でも同じようなやり取りをしたばかり。

 

「大丈夫です!頑張ります!」って皆言うけれど、それでこじらせて入院したり、周りに感染しまくってスタッフの半分以上が休む事態になったり。

 

いい加減懲りて欲しいのに、「ここやっておくから、休んでて」なんて言おうものなら何故か不機嫌になる人たち。

 

プライドを刺激しないように、上手く会話をしながら出来るだけ負担の少ない仕事を振るように気を遣う日々。

 

正直かなりめんどくさいので、とっとと自己申告して休んでくれと思う。

 

それでも次の休みには黒柴さんに会えるからと思って、風邪をうつされないように漢方薬を常備、規則正しい食事に運動と徹底的に自己管理し、隙間時間に家事や副業をバタバタとこなし、仕事終わりに片道2時間かけて来たのに。

 

早めに体調悪いって言ってくれたら、ごめん今日は休みたいって言ってくれたら、私は私でやりたいことはたくさんあったのに。

 

せめて変な意地を張らずに、大人しく看病させてくれれば、私も変に気を遣わずに済むのに。

 

職業柄、病気の動物を相手に黙々と作業するほうが、圧倒的に楽で疲れないのにー!

 

でもそう思ってしまう自分も嫌で。

 

多少無理してまで会いたいと想ってくれた恋人に対して私はなんて冷たいんだろう。

 

なんで表面的にしか優しくできないんだろう。

 

しかしそこで自責の念にかられていても何も生まない。

 

今ここで、私ができるのは何だろう?

 

とりあえず風呂入れて、寝かせて、のんびり過ごして。

 

旅先で買った薬膳鍋の素やら、知り合いにもらった季節の野菜やら果物やらを持ち込んで。

なんだかんだで丈夫な自分の身体に感謝しつつ。

 

いつかこんなことも大したことない日常になるんだろうかと妄想しながら。

 

病めるときも健やかなるときも、って言うけど、お互いにいつもとは違う様子が見られて、良い経験になったと思うのでした。

支え合うより並びたい

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かつての私は、恋愛においてお互いに支え合う関係が理想なのかなって考えていた。

 

片方が苦手なこと、困っていること、あった方が良いなと思うことがあれば、もう片方がさり気なくフォローする。

 

そういうものだと思っていたから、料理が苦手な人とお付き合いしているときは頑張って作ってたし、お金に困っているときは特に何も疑わずに貸してたし、片付けが苦手なら休日返上でお掃除してた。

 

当時は尽くしてる感覚とか全然なかったけど、今思えばわりと典型的な都合のいい女である。

 

そのときに学んだ知識とか経験は今も活かされているから無駄ではなかったけれど、別に求められていないことを勝手にやって勝手に疲れる関係はもう良いかなって思った。

 

そもそも「私がやらなきゃダメなんだ」という考えって、一見献身的に支えているようだけど、実際は相手のことをその程度の人間なんだって下に見ているよね。

 

逆の立場で、相手が私のために尽くそうとしてくれるタイプのときは、薄情かなと思ったけど、ありがたいよりも鬱陶しいという想いの方が強かった。

 

まずは自分で考えて、行動方針を決めて。

 

そこから話を聞いて欲しかったり、相談したり、アドバイスを求めたりしたいのに。

 

何かトラブルが起きると「ねぇねぇねぇ何か俺に出来ることはない?ねぇねぇ何で頼ってくれないの?ねぇねぇそんなに俺って信用ない?ねぇねぇ」と勝手に絡んで勝手に自滅していく。

 

これを防ぐために、事前に重くないレベルのタスクを用意して、頼るフリして、出来たら大袈裟に喜ぶフリをして。

 

ただでさえ自分のことに集中したいときなのに、余計に気を遣うことになってめちゃくちゃめんどくさい。

 

よく子どもや新人を教育するようにパートナーも教育しようっていうのを見かけるけど、こと男女関係においてはプライドを刺激しないだの男を立てるだの、こっちが下手に出なきゃいけない場面が多すぎてやってらんない。

 

そんなコスパ悪いことやってる暇があるなら、とっとと見限って自己投資した方が圧倒的にリターンが良いって言うのがこの10年くらいで学んだこと。

 

さて、黒柴さんに対しては支えるとか尽くすという感じは全然ない。

 

仕事も家事も私より全然出来るし、全然困ってなさそうっていうのもあるけど。

 

それだけだと今までのパターンでは、私が勝手に焦って勝手に自滅してた。

 

なんというか、黒柴さんとはある意味ライバルで、ある意味戦友って感じがする。

 

片方が副業を始めればもう片方は株の勉強を始めるし、片方が料理を作り置きすればもう片方はレシピ研究をする、みたいに切磋琢磨してて。

 

それでいて別に競争するわけでもなく、良い成果が得られればお互いに喜び合い、上手く行かなければ相談して軌道修正する。

 

相手のために一方的に尽くしているって言うより、自分のため、あるいは2人の将来のために頑張っているっていう感じがして、努力することがすごく楽しい。

 

1人より2人のときのほうがお互いに楽しいし、楽に生きられる。

 

そんな関係が理想だし、そんな関係を築けるように隣に並び合っていきたい。